10月24日～25日、交友委員会では北海道研修旅行を開催しました。
今回、勝間田元氏より「北海道見聞録」と題し、ご報告頂きましたのでご紹介いたしまします。




平成25年10月24日、私たち（長島晃一氏、勝俣充徳氏、外山恵市氏、芹沢卓司氏、根上武久氏、勝間田元氏）6名は、東名集中工事による渋滞が予想されるため午前2時に御殿場を出発。一路羽田を目指しました。
午前7時のフライトで予定どおり無事千歳空港に降り立ちました。何しろ私は初めての北海道と言う事もあり、皆さんに色々と気を使って頂き、小樽の鰊（ニシン）御殿や裕次郎ミュージアム、小樽運河等を案内して頂きました。紅葉も真っ盛りで、楓の赤が鮮やかで感動的でした。

　さて、今回10月度の交友委員会は、「北海道銀行頭取、堰八義博氏との懇親会」でしたが、普段お会いする事も、ましてや話をするなんでなかなか出来ない方と会って話が出来たことは、じつに貴重な経験でした。
　堰八頭取とは札幌市内で食事をしながらの会談でしたが、いくら芹沢君の大学時代の友人とはいえ、実際お逢いするまでは大変緊張していました。我々との名刺交換が終わり、乾杯するまではなかなか打ち解けて話しができる雰囲気ではありませんでしたが、芹沢君がムードメーカーになってくれたおかげで少しずつ緊張もほぐれていきました。

　まず頭取から、ほんの2日ほど前に静岡銀行の頭取と静岡県内でゴルフをしていた事や、静岡が暖かい事など静岡の良いところを、また今日こうやって静岡の人と会っている事、本当に今週は静岡づくしです。などと気さくに話しかけて頂きました。そして富士山静岡空港について感想を述べられ、「私も空港建設時は必要なものなのか疑問視していました。しかし今回富士山静岡空港を利用してみて、北海道の人間からしてみるとこんなに便利なところはありません」と仰られていました。何故ですか？と尋ねたところ、「1つ目は、冬の北海道は雪でゴルフができません。2つ目は、羽田空港を利用し東京周辺のゴルフ場でプレーするのですが、静岡ほど温暖ではありません。3つ目は、第二東名が出来たことで、ゴルフ場はもちろんですが、観光地へのアクセスも非常に便利になったことです。」我々もそれを聞いて、なるほどと思いました。経済人の視点で物事を捉えている、そんな感想を持ちました。さらに頭取が、日本経済団体の一員として安倍首相のロシア訪問に随行した時の様子をスマホで見せて頂きました。そこには安倍首相、プーチン大統領、そして首相の横に堰八頭取が同じテーブルで並んで写っていました。


　また別の写真には、広大な一面の大豆畑や麦畑が写っていました。ロシアのアムール州にある畑で、数年前から道銀が出資しているプロジェクトだそうです。以前は中国国境に近いために中国人が作付を行っていたそうですが、彼らは化学肥料を大量に使用したため、肥沃であった大地をダメにしてしまったそうです。そこにどのような経緯があって道銀が関わりを持ったのかは判りませんが、このプロジェクトが成功しつつあるのは間違いのないところだと思います。

　さらに話が弾み、色々と質問が出て、ロシア訪問に関連して北方領土に関する事や、みずほ銀行の反社会的勢力への融資の問題、そしてJR北海道の話題にまで話が広がっていきました。それらの疑問や問いかけに本当に丁寧に答えて頂きました。食事をしながらの懇談でしたが、時折ハシが止まったり、飲むことを忘れることもしばしばありました。
　普段このような機会はほとんどないでしょう。我々とは違うステージに立ち、常に北海道は勿論のこと日本という国の将来を、金融という物差しで常に見据えているそんな印象を感じたひと時でした。本当に素晴らしい懇親会でした。また機会があれば、ぜひ参加したいです。

　最後に、このような素晴らしい企画を立てて頂いた交友委員会、ならびに諸々お気遣いしていただいた芹沢君に、心から感謝します。
本当にありがとうございました。